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この記事は 2008.5.1 に初出のものを再掲載しています。

 我が国は怪獣大国です。銀幕やブラウン管の中、誌面の上、現実世界である筈のそれらの外にもUMAが溢れています。
 そこで、ここではメジャーな世界では採り上げられることの少ないマイナーな怪獣怪人キャラクターを発掘・掲載し、皆さんにその素晴らしさを知ってもらおうと考えました。
 それでは、栄えある初回に登場するのはコイツだ!!

スパイ怪獣ギラン
スパイ怪獣ギラン

 早速不鮮明なビジュアルですみません。なにぶん当時の刷り物しかないものですから…。これは1967年の春、後楽園遊園地に設置されていたもので、ノーベル書房の『怪獣の書き方教室 君もさし絵作家になれる』という本(怪獣大全集 第4巻 小松崎茂監修 1967年8月1日初版発行)で紹介されています。そこに書かれている以上のことは判らなかったので、以下にその説明文を全文掲載しましょう(明らかな誤字は直しました)。
[多賀もちゆき]
「後楽園に怪獣が現れた!? 
怪獣の名は!? この怪獣が後楽園遊園地に姿をみせたときは、まだ名はなかったが、その後全国の少年、少女から名前を募集したところ、スパイ大怪獣ギランと決定した。
 この怪獣は、全長が20メートル、身長は10メートルで、ジェラルミン、タングステン、ウラン235の化合物をエネルギー源としている。
 スパイ大怪獣の名のとおり、超短波線を発して宇宙開発計画の機密を探知しては、宇宙ロケット基地を破壊する。この目的は、人類が宇宙に進出するのを阻止しようとするところにあるらしいのだ。いつ、どの星から来たのかは不明である。時速240キロの速さで音もなく走るという怪獣。
 ギランの武器はかずかずあって、鼻先の角<ツノ>は超短波レーダーの役目をはたし、頭部の角は暗号指令キャッチのためのアンテナと、電波攪乱作用をする怪獣波を発する。
 また、目は生物を硬直状態にしてしまうベーター性赤外超光線。鳴き声は、これを聞くと鼓膜が破れ、脳細胞に異常をきたすほど強烈。
 それに、しっぽの角からは強力ガンマー性超光線を発して、すべてのものをとかしてしまうのだ。
 三月の末にお目見えしたこのギランは首都東京に一大波乱をまき起こすかと思われたが、子どもの日を中心に子どもたちの人気をさらったあとは、どこへともなく姿を消してしまった。いったい、どこへ消えてしまったのだろうか?」
(以上、158ページより)

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2019.09.05 Thu l 特撮・怪獣 l トラックバック (0) l top
最近入魂のイベント

怪獣記念撮影
怪獣記念撮影
 お久しぶりの更新です。
 お気付きの方もいらっしゃると思いますが、当会の一部の機能は偉くなって(?)NPO(に準ずる団体)となっています。
 今回は、そちらのサイトからこのブログを読んで下さっている方々にも興味を持っていただけそうな内容を転載(こちら向けの記事としてちゃんと原稿は書き下ろしています)しますので、是非そちらもご覧ください。

 そのNPO-『大衆芸術開拓組合』では、告知活動の一環として、NPOやボランティア団体の成果発表をするイベントや商店街の盛り上げイベントに参加しています。
 そこでは敢えてワンパターンの出し物“怪獣記念撮影”というのを演っているのですが、今回はその栄光の歴史の紹介です。


練馬区の商店街『江古田ゆうゆうロード』にて
練馬区の商店街『江古田ゆうゆうロード』にて
 さてその誕生の経緯は…。練馬区のお宝ショップ『ソフビクルーザー コスモナイトα』さんの店先を借りて、商店街のイベントに便乗した告知活動をさせていただけることとなりました。
 一番初めは“出張 おもちゃのお医者さん”という企画だったのですが全く興味を示されません(爆)。
 そこで3回目の5月から苦肉の策で始めたのが“怪獣記念撮影”だったのです。コレクションの手踊り人形を投じて、簡単なセットの中で特撮気分の記念撮影をしてもらう、という企画でした。
 無理矢理みたいな発案でしたが、思った以上の反応があり、チラシも全部ハケたのです。


板橋区の『平和公園』にて
板橋区の『平和公園』にて
 そこで、その直後に出店したイベント『こどもわくわくフェスタ2018』でもやってみると、親子連れが列を成しました。
 実はそのイベントには午後から『ウルトラマンコスモス』(円谷プロ・2001年)で主役を演じていた杉浦太陽さんが出演するプログラムがあったため(実は他の予定で私-多賀-はそれが見られなかった)、その手のモノが好きな人が来ていたのでは?とも思えるのですが、それにしても大盛況でした。


足立区の『ベルモント公園』にて
足立区の『ベルモント公園』にて
 3回目は7月、地元足立区の『梅島キッズまつり』。
 このイベントは「電子玩具は持ち込まない」ルールなので、デジカメやスマホを持ってこない人もいる、とのことなので『チェキ』を準備。印画紙は賛同者が買ってくれました。


 同月には誕生のキッカケとなった『江古田ゆうゆうロード』の“ナイトバザール”がある筈でしたが台風で中止。
 何でわざわざそのことを書くかというと
「台風と戦う」という表現
「台風と戦う」という表現

この写真を載せたからったから。この記事を本来載せている自治体のサイトにこの写真を載せようとしたところ、「綾波のパンツが見えている」という理由で写真を差し換えられたのです!!
 もう本当に役所とその眷族の言い出すことは理解に苦しみます。この写真イヤラシいですか?


足立区の『NPO活動支援センター』にて
足立区の『NPO活動支援センター』にて
 8月、初室内。
 この頃から調子に乗って、意識的に手踊り人形を集めるようになりました。


『江古田ゆうゆうロード』にて
『江古田ゆうゆうロード』にて
 9月、誕生の地に帰ってきました。


『駅前フェスタ』にて
『駅前フェスタ』にて
 同月、よく私に講座を持たせてくれる荒川区の『南千住 駅前ふれあい館』さんに誘われて出展。
 この施設のイベントや講座の企画は“攻めていて”面白いです。


『足立区役所』にて
『足立区役所』にて
 10月、ここまで参加した中では最大級のイベント『あだちNPOフェスティバル2018』に出展。さすが色々な人が接触してくださいました。


荒川区『原公園』にて
荒川区『原公園』にて
 新聞に挟まっていたチラシ『昭和っコ わんぱくまつり』という見出しに惹かれて「見学させてくれませんか」と事務局に言ったら、ナゼか出展することに(笑)。
 イベント自体盛況でしたが、それ以上に我がブースへの来客が始めて以来の大動員。嬉しかったですね。


台東区『浅草ビューホテル』にて
台東区『浅草ビューホテル』にて
 11月は何と3件。
 10日は『昭和っコ わんぱくまつり』第2回『浅草ビューホテル』というメジャー会場進出です。やはり大盛況。さすがにイベントのプロの力が入ってると違うな、と思います。


葛飾区『ウェルピアまつり』にて
葛飾区『ウェルピアまつり』にて
 18日は『かつしかウェルピアまつり』。ボランティアまつり、とかNPOまつりといったイベントとしては都内最大級で毎回5000人以上動員するそうです。やっぱりお客さんが多いのは嬉しいことですね。


三たび『江古田ゆうゆうロード』にて
三たび『江古田ゆうゆうロード』にて
 24日は誕生の地、『江古田ゆうゆうロード』。この日は実際に人が乗れる機関車トーマスが来ていたため、子どもたちも大襲来…だったのですが、そっちに取られてしまって当方への食い付きは今一つ(苦笑)。それでもやっぱりお客さんが多いのは楽しいです。
[多賀もちゆき]

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2018.12.09 Sun l 特撮・怪獣 l トラックバック (0) l top
 先週(8月11日)より開催されていた『懐かしプラモ/珍品プラモ 組立状態大展覧会(仮称)』が本日(19日)で無事終了しました。
 足を運んでくださったお客様、開催に力を貸していただいた関係各位に感謝いたします。大変ありがとうございました。
 取り急ぎご報告まで。

タンゲ・アキラ氏のコン・バトラーVも参戦いただきました


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2018.08.19 Sun l 造型・工作 l トラックバック (0) l top