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失われたマイホーム
   倒壊するマンション。
宇宙人「フッフッフ。モロボシダン、いや、ウルトラセブン。我々はトドイテナイクイノデータヲギゾウシチャウゾ星人だ。
 一生の買い物である住まいがとんでもない不良品、しかもそれがワザとなされたことだった…。さぞや地球人は絶望的な気分になったことだろう」
ダン「卑劣漢め、このまま逃がしはしないぞ! デュア!!」
   ダン、ウルトラアイを着眼。セブン登場。
   以下格闘よろしく。
      ↓
   星人、アイスラッガーに倒れる。

宇宙人「ううう、これで勝ったと思うなよ。我らの後ろには暗黒宇宙大皇帝ギョーカイデハジョーシキナノニハッカクシタラコジンニセキニンヲオシツケチャウゾ星人が付いているのだ。
 ケンショーヒンノカズヲミズマシシテハッピョウシチャウゾ星人やデザインノコンテストハデキレースダ星人なども我らの仲間なのだ!」
   セブン、忌々し気に星人の頭を踏みつける。絶命する星人。
ナレーター「人類(の良識)に明日はあるのだろうか?!」
バックの記事は『広報・東京都』(2015年9月1 第841号)より
2020年万歳!!

 この物語を執筆した暫く後、日本はネンピデータヲネツゾウシチャウゾ星人の猛威にも晒された。
[多賀もちゆき]

■このブログは現在定期的な更新は行われていません。新しい話題は気長にお待ちください。
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2016.05.30 Mon l 創作 l トラックバック (0) l top
奪われた味覚
宇宙人「フッフッフ。モロボシダン、いや、ウルトラセブン。
 我々はバナメイエビヲシバエビダトイイハッチャウゾ星人だ。
 日本の高級レストランや有名ホテルは全て我々の手に陥ちた。ブラックタイガーを車エビに見せかけることは疎か、料理長を操り、バナメイエビを指して『この手のエビは全て芝エビと言う』という発言をさせることにまで成功したのだ。
 な~に、実際に食べても区別のつかぬ連中だ。何を食べさせたところで大したことはあるまい」
ダン「うぬ、これ以上好きにはさせないぞ! デュア!!」
   ダン、ウルトラアイを着眼。セブン登場。
   以下格闘よろしく。
      ↓
   星人、アイスラッガーに倒れる。
ナレーター「『松坂牛』や『但馬牛』が『オージービーフ』や『アメリカンビーフ』と“誤表示”されることは決してないのです。何と恐ろしいことではありませんか」

失われた氷点下
宇宙人「フッフッフ。モロボシダン、いや、ウルトラセブン。
 我々はレイゾウレイトウシテイノニモツヲジョウオンデアツカッチャウゾ星人だ。
 日本の宅配業者は全て我々の手に陥ちた。もうどの業者も信用できまい」
ダン「カワハラ、しっかりしろ!!」
カワハラ「うう、(この記事執筆時点では発覚していないが)もちろんS社もやっている。S社に勤務経験のある俺が言うのだから間違いない…
   カワハラ、ガックリと息を引き取る。
ダン「カワハラーッ! …見ていてくれ。デュア!!」
   ダン、ウルトラアイを着眼。セブン登場。
   以下格闘よろしく。
      ↓
   星人、エメリウム光線に倒れる。
ナレーター「荷物の中身が傷んでいても、その管理能力を疑われるのはまず荷物の依頼者です。何と狡猾な宇宙人なのでしょうか。まったく何を信じればよいのやら、世も末であると言えるでしょう」

歪んだ欲望
宇宙人「フッフッフ。モロボシダン、いや、ウルトラセブン。
 我々はオカネヲクレタヒトニダケショウヲヤッチャウゾ星人だ。
 日本の書道界は全て我々の手に陥ちた。元々実力者同士の優劣など客観的に評価できる筈がないのだ。これで『お金を沢山出した方が高い評価が得られる』という“公平”な世界が完成したのだ」
ダン「ううっ…」
「ウルトラセブン、言いくるめられてはいけない!!」
ダン「誰だ?!」
多賀「この世界の神・多賀もちゆきだ! 書道は自己研鑽のためにするのであって、賞をもらうためにやるものではない。俺は誰が評価してくれなくても、お金が儲からなくても、楽しんで工作をしているぞ。『俺ぐらい巧いヤツはいない』と自分で納得しているからだ!!」
ダン「…素晴らしい。この世界は守る価値がある! デュア!!」
   ダン、ウルトラアイを着眼。セブン登場。
   以下格闘よろしく。
      ↓
   星人、ワイドショットに倒れる。
ナレーター「まあ、何を今更な話でありますが…。あなたは趣味人としての誇りを、こんなインチキな名誉と交換できるでしょうか? 受け取る方はもちろんですが、払う方もお金に目が眩んでいるのでしょう」

さらば日本人の良識よ
宇宙人「フッフッフ。モロボシダン、いや、ウルトラセブン。
 我々はキュウショクシャシエンジギョウヲアクヨウシテオカネヲクスネチャウゾ星人…」
   言い終わらない内にセブンの跳び蹴りが決まる。
   爆死する星人。
セブン「…」
   その視線の先には、無限の大宇宙。
[多賀もちゆき]

 この記事が世に出る前に発覚してしまいました(爆)。

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2014.01.12 Sun l 創作 l トラックバック (0) l top
近未来社会派問題小説 
『成立!! 平成治安維持法』

イメージVA
 綾波レイ:林原めぐみ
 惣流・アスカ・ラングレー:稲垣早希
 洞木ヒカリ:岩男潤子


-プロローグ-

レイ「師匠、大変です!!」
アスカ「な、何や?」
レイ「『蟹コーセン』という小説の作者が逮捕されました。今頃、『小林多喜二』のように警察でフルボッコにされている筈です」
アスカ「な、何でや?」
レイ「首相の面益〈おもます〉さんが選挙の時、CMで白目を剥いて『トゥリモロ~ッシュ』という謎の言葉を叫んでいたのをご記憶と思います。
 それが『tres,mors,os(3,死,破廉恥。ラテン語)』=『(3つの破廉恥な死)司法も行政も立法も崩壊させる』の意味だと突き止めてしまったからです。国家の暗号をバラした罪で、懲役10年です」
アスカ「ええっ?!」
レイ「しかも面益さんが『××な人』であることを書いてしまいました。首相が××な人なのは国家の重要な機密です。それもバラしたとして+懲役10年です」
アスカ「んなアホな!!」

-その1-

レイ「師匠、大変です!!」
アスカ「な、何や?」
レイ「副総理の真郁〈まいく〉さんが逮捕されました」
アスカ「な、何でや?」
レイ「『政治の手法はナチスに学べ』と言ってしまったからです。これは秘密にしておく筈だった国の方針だったんですが、国民にバラしてしまいましたから。懲役10年です」
アスカ「偉い人でも捕まるんかいな?」
レイ「偉いのは政治家ではなく役人ですから。それに、法は全ての人に平等なのがタテマエですし…」
アスカ「恐ろし世の中になったもんやね」

-その2-

《Photo 2895》
レイ「師匠、大変です!!」
アスカ「な、何や?」
レイ「同じく与党の関谷鰤〈せきやぶり〉幹事長も逮捕されました」
アスカ「『大声出すデモはエロや!!』言うた人やな」
ヒカリ「『テロ』でしょ…」
アスカ「それは何でや?」
レイ「もちろん、『それ』がテロであることを言ってしまったからです。『何をテロと見なすか』は国家の機密ですから、懲役10年です」
アスカ「無茶や…」
レイ「加えて選挙の時、大きな声で名前を叫んだり、演説したりしていたことが訴えられ、テロと認定されたようです。+懲役10年ですね」
アスカ「自分が…そういうことで捕まる方になる、いうんは考えへんかったんやろか?」
レイ「う~ん、政治家は自分たちが役人に操られているということに気がついていませんからねえ…」
アスカ「恐ろし世の中になったもんやね」

-エピローグ-

レイ「あ、逮捕の根拠は私の推測です。『取材』した訳ではないので、私は法律に違反していません」
ヒカリ「あんまり不用意な発言をすると、僅かでも事実にカスってた場合、“取材したことにされる”んじゃない?」
レイ「…」
アスカ「恐ろし世の中になったもんやね」
[多賀もちゆき]

参考→その1』『その2

 高専に通う好戦的な蟹が鉱泉を守るために光線で交戦する、現代プロレタリア文学の傑作。イグ・ノーベル文学賞ノミネート作品。文豪・多賀もちゆきの代表的著作。   嘘です。

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2013.12.31 Tue l 創作 l トラックバック (0) l top