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本論32 『太古の哺乳類展』
 はい、前回予告した『太古の哺乳類展 -日本の化石でたどる進化と絶滅-』(2014年7月12日~10月5日)という特別展に行ってまいりました。
 国立科学博物館(東京 上野)でやっている展示は「底辺」ではないと思いますが、幕張メッセ(千葉県)や東京ビッグサイト(晴海)でやるような『恐竜博』の類がなくなってしまった現在、どうしても「あのレベルの知名度の、大衆に向けた古生物関係の博覧会」は滅多にないでしょうから、“自分が観たものについては報告する”というスタンスでいこうと思っています(余計なお世話?)。
 が、もちろん我が協会で採り上げるからには普通に展示物の紹介などしませんよ。まず目をつけたのはココ。
展示パネルの一例
 これは、壁に付ける状態で展示されている化石なんですが、“実物”は下の方のドーム状容器に在ります。近づくとこう。
ササヤマミロスの下顎
 なんですが、小さ過ぎて老眼の私(多賀)ならずともよく見えません。
 そこで、上の方のドーム状容器に目をやると…。
拡大複製
 あら大きい! そう、化石を3Dスキャナーで撮り込み、3Dプリンターで出力しているんですな。素晴らしい。

 ですが、そういう時代になってもアナログ彫塑の出番はちゃんとありまして…。
クシロムカシバク
ヒゴテリウム
ザイサンアミノドン
パレオパラドキシア
 こんな復元模型が展示されていました。素晴らしい。
図録とチラシ。手前はマウスパッド
[多賀もちゆき]
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2014.10.10 Fri l 恐竜・古生物 l トラックバック (0) l top
本論31 はい、例の住宅展示場です
 過去2回紹介させていただいた「多賀自宅近くの住宅展示場」の集客イベントです。が、今回、実は都合で開催時間内に帰ってこられず、観そびれてしまいまして…。取り敢えず「こういうイベントがありました」という事実の報告ということでごカンベンください。
新聞折り込みチラシより
 写真の『2日・土曜日』の欄に紹介されている『恐竜クイズラリーでプレゼント!』がそうなんですが、戻れたとしても夕方ではさすがに『先着100名様』には入れなかったでしょうから、過去の恐竜ロボットネタのような紹介はできなかったかな、と。

 で、さすがにそれだけで記事とするのは気が引けますので、もう1話題。
 こちらは『ギャラクシティ』という地元(多賀の)に在る教育イベント用の箱の案内なんですが、そこで『シーモンスター』(NGHT,Inc. 2007年)という、首長竜などを採り上げた教育映画をやりますという告知です。
8月15日に観賞
 内容は、まあ「動く古生物図鑑」で、紹介するようなストーリーはありません。
 プラネタリウムの天球面を利用した視界一杯の映像は迫力がありましたが、ちょっとそれを観て思い出したものがありました。私(多賀)が中学生の時(1970年代の末)、『船の科学館』で『大宇宙博』というのがありまして(記憶による。イベントの名称も正しいかどうか保証の限りではありません)、そこで「視界一杯の大スクリーンに映し出される空の旅」みたいなコンテンツがあったんです。当然、ズーッと視点が動いて行くので船酔いのようになってしまい…。
 今回も当初はその懸念を感じなくはなかったのですが、幸いそうはならずに観られました。
[多賀もちゆき]

 他にも今夏は『東京スカイツリータウン・ソラマチ』(東京 押上)に在る『すみだ水族館』で「きょうりゅうすいぞくかん」というイベント(今年の「福井県恐竜博物館コレクション・関東出張版(仮称by多賀もちゆき)」)があるようなのですが、ちょっと高いので(飽くまで私の経済力基準で。「不当に高価」と言っている訳ではありませんので、誤解のないように)パス。
 それより『国立科学博物館』(東京 上野)の『太古の哺乳類展』に行こうと思っていますので、また報告します。
2014.10.02 Thu l 恐竜・古生物 l トラックバック (0) l top
本論30 あ、DINO-A-LIVEだ!!
 今(2014)年のゴールデンウィーク前にもこんなチラシが入ってました。
4月下旬の新聞折り込み
『レイクタウン』(埼玉県越谷市)という大きなショッピングモールでのイベントで、一昨年に初めて行って、当ブログでも報告しました(参考→カテゴリー:恐竜・古生物の『楽しい私的恐竜論 本論25 目前で動く恐竜を観る』)。気が付きませんでしたが、もしかすると去年もあったんでしょうか? もっとも、その頃の私(多賀)は病院でノビてた訳ですが(過去ログ『闘病記』シリーズ参照)。
 ということで、5月5日、観覧に行って参りました。実は、内容は以前紹介したものと大して変わらないのですが、デジタルカメラの使い方に慣れ、様子を明るく撮ることができるようになったので、改めてビジュアル掲載いたします。
客席に乱入するヴェロキラプトル ヴェロキラプトルは番〈つがい〉で登場
ティラノサウルスを牽制するヴェロキラプトル
 小さい方の恐竜は『ラプター』*2と呼ばれていますが、これは『デイノニクス』ですよね? この表現は『ジュラシック・パーク』(2001年 ユニヴァーサル映画)以来の「悪しき伝統」ですな*3
 前回はなかった、下のような展示(サウルス・パーク)も同時に行われていました。
頭部のアップは『モササウルス』のもの
 また、前回は『マンモス』だったバルーンのキャラは、今回は『トリケラトプス』に。
子供たちにビシバシ引っ張られていました
 まあ、単純に楽しめて、素直によかったのではないかと思います。
[多賀もちゆき]

 「ISO値を変えることができる」という機能があるのに気付きまして…。お陰で今回は一応見られる明るさで撮れているとは思いますが、やっぱり解像力は大幅に犠牲になっておりますな。
 でも、何でデジカメってこんなに使い辛いんだろう? 全然思ったように撮れないんだもんなあ…。
*2 『(ヴェロキ)ラプトル』を英語読みしたもの。
*3 私(だけでなく、多分多くの人が)は“デイノニクスとヴェロキラプトル同属説”には与<くみ>しないのでは? と思います。
2014.07.30 Wed l 恐竜・古生物 l トラックバック (0) l top
本論29 恐竜関係ないじゃん!!

 さて、最近ゲットした(例によって拾いました)恐竜グッズ、2点です。まずはこちら。
一応ストーリー性のある絵本です
 え~、英語の学習用コンテンツを開発している『ジャムシステム株式会社』という所の教材のようなんですが。
 私(多賀)の評価ポイントはここ(白矢印部分)。
重要ポイント
 ね、判ります? ティラノサウルスの上顎の縁には、カナードを思わせる出っ張りがあるんですけど、こういう絵なのにそれがちゃんと描いてあるんです。good!!

 次はこれ。見出しの『恐竜関係ないじゃん!!』とはこちらのこと。
ちょっと見辛いですが、扇面にも同じ恐竜の絵が刷られています
 ぷっ、張り扇にわざわざ『ハリセン』って書いた上、商品名(?)が『恐竜王者』…って何? 『怪獣王子』(1967年 日本特撮)じゃないんだからさ。
 ティラノの首がなくて『ポーラーボーラ』(『極底探検船~』1977年 円谷プロ)に登場したヤツみたいです。それと、何度も言ってますが、角竜の後肢の趾は4本ですから。
 メーカー不明の中国製。
[多賀もちゆき]

 こんなものも見つけました。
角竜の骨格のイメージ
 近所の看板屋さんの前にサンプルとして飾られていた木工。イイですね。

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2014.02.17 Mon l 恐竜・古生物 l トラックバック (0) l top
本論28 現代はいい時代 2

 さて、中学生になっても『怪獣・恐竜熱』が治まらない私(多賀)は、写真のような本をむさぼるように読み続けていました。
中学時代どっぷと浸かった恐竜本
 左から『恐竜』(築地書館 1972年6月20日初版。多賀蔵書は1974年9月1日の3刷)、『エデンの恐竜』(秀潤社 1978年4月15日初版。多賀蔵書は1979年3月1日の4刷)、『恐竜の時代』(平凡社 1971年6月10日初版)『恐竜の世界』(山王書房 1968年1月10日初版)。
 最初の『恐竜』は1960年代末から70年代前半頃まで、“教科書”として用いられていた基本図書。
『エデンの恐竜』は、確かカール・セーガン先生が「恐竜の知性化の可能性について」触れた最初の本ではなかったか、と記憶しています。
 そんな中で、恐らく私(1964年生まれ)くらい…実際にはもう少し年上の人たちでしょうか、にチチュラブ《チチュラブ?、ニチチュラブ? グーグル検索では チチュルブ と出ます》隕石並のインパクトを与えたと思われるのがこの本『大恐竜時代』(二見書房 1976年4月5日初版)。
多賀の記憶違いでなければ、後年『恐竜絶滅の謎』と改題した改装版も出たはずです
 後の“恐竜恒温動物説の確立”に至る理屈が一般向けに平易に書かれていて「そうだったのか~!!」とむせび泣いた人は少なくないハズ(裏付けデータなし)。
 輪を掛けてこの本の価値を高めているのは“『サラ・ブックス』のシリーズ”だということ。そう、『恐怖の心霊写真集』シリーズ(中岡俊哉:著 1974年~)で大ホームランをカッ飛ばしたオカルト双書の雄ではありませんか(笑)。巻末の出版案内でも、本書は南山 宏先生の訳書や中岡俊哉先生の著書と同系列に掲載されております。
 手前の『恐竜博物館』(光文社 1973年1月20日初版。多賀蔵書は同年2月25日の7版。…って、うわぁ、当時「本は売れるメディア」だったとはいえ、こんなピンポイントな分野でこれは凄い)は小畠郁生先生のご著書としては、前回紹介の『なんでもわかる恐竜百科図鑑』と同時期であるため、採り上げている内容や、記述の論調が似ています。
 さて、私も高校に通う1980年代となり、歩調を合わせるように世に出回る恐竜本の中身も(ナゼか)飛躍的に専門的〈マニアック〉に。
 そんな頃、『恐竜の世界』や『なんでもわかる恐竜百科図鑑』以来と言っていいでしょう、私に道を示してくれたのはこれ『THE DINOSAURS』(A BantamBook/November 1981)です。
左は翻訳版。みき書房。多賀蔵書は1993年10月10日初版2刷。初刷日は記載なし
 そして、その80年代末から、私は「書く方」にもなっていく訳ですが、自分は「専門書を参考に、子供向け解説をする『翻訳者』みたいなファン代表」くらいのポジションと認識していました。まあ、そういうのは編集の人には難しかったみたいですが
 当時の参考文献はこれらの本でした。
自分が書く側になった頃の参考書籍たち
 見出しの『現代はいい時代』の意味、お判りいただけましたか? 今は、「ちゃんとした説明」「いいビジュアル」の本が一杯ある、ってことです。それだけなんですけど、ね。

 最近の恐竜ビジュアルで気に入っているのは、この川崎悟司さんという人の絵。この方の描く古生物はとても可愛らしくてイイです。
川崎悟司さんの絵は可愛らしくてイイ
 私などが言うまでもなく、好評なのでしょう。次々と本を出されていらっしゃいますが、「同じ動物の絵も使い回さずその都度描かれている」のが“羨ましい”(デジタルの助けがあってこそできるペースだとは思いますが)。私は「仕事をやる。ついては以前(他社用に)造った模型を使い回せ。その分安くしろ」とほぼ100パーセント言われ続けていましたから(苦笑)。

 また、やはり前回紹介した『世界恐竜画報』の系統は、後、このように“進化”(微笑)。
反則系恐竜本はこのように進化している

 いやあ、やっぱり恐竜はイイね。

 最後に1つだけ。写真の本(『驚異の恐竜王国 フォト日記』2000年1月17日初版 アミューズブックス)の帯に「世界初、恐竜写真集!」と在りますが、これは認識不足です。この本は原書の奥付を見ても発行は1999年。
『驚異の恐竜王国 フォト日記』
 下の写真、左側は私たち(旧 總藝舎)の著書ですが、意図は「恐竜の写真集(この本のための造り下ろし・撮り下ろし)」、発行は1990年8月です。
恐竜写真集を意図した本は以前からあります
 ただ、残念なことにこれも世界初ではなく、右側『恐竜の時代』(旺文社)が1984年8月6日初版(原書も同年)で、こういう意図の本としては、私の知る限り「世界初」と思われます。
[多賀もちゆき]

 前回同様、紹介している本は「目にした時点で全て入手している」訳ではなく、後年、古書店で購入したり、友人が譲ってくれたりしたものも含まれています。

日本の絶滅古生物図鑑日本の絶滅古生物図鑑
(2013/02/01)
宇都宮 聡、川崎 悟司 他
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日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島
(2012/02/01)
宇都宮 聡、川崎 悟司 他
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衝撃のオーパーツ!恐竜ミステリ衝撃のオーパーツ!恐竜ミステリ
(2011/05/18)
南山 宏
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2013.10.17 Thu l 恐竜・古生物 l トラックバック (0) l top